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イラストの種類
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漫画絵
漫画絵は「カット、インフォメーションイラストレーション」とも言われ、面白さや楽しさ、キャラクターの愛らしさや親近感などを表現するのに、もっとも適したイラストのスタイルであると言えます。イラストとしての意味や意義などに関わらず、ちょっとしたスペースを埋めるためなどにも非常に用いやすく、また、難しい概念や高度な概念などを、視覚的に噛み砕いて表現したい場合などにも使用されます。そのコミカルでライトなイメージから、誰にでも抵抗なく受け入れられやすいというのが特徴であり、それと同時に芸術的、文化的な分野においてもしばしば用いられる、非常に扱いやすく柔軟なスタイルであると言えるでしょう。イラストとしてもっとも頻繁に目にするスタイルです。
テクニカルイラストレーション
テクニカルイラストレーションとは、主に機械や設備、設計などの説明を行うために用いられる、抑揚のない単純な線で描かれるイラストのことを指します。前項で触れた「カット、インフォメーションイラストレーション」とは対照的に、テクニカルイラストレーションは機械、設備などに関するシンプルな説明を主な目的とし、感情的な表現や芸術的ニュアンスなどは、一切用いられないのが普通です。
一般的にテクニカルイラストレーションを描く際にはコンピューターによる専用のソフトなどが使用されますが、場合によってはその限りではなく、手描きによってテクニカルイラストレーションが描かれる場合もあります。また、テクニカルイラストレーションとカット、インフォメーションイラストレーションなどを組み合わせて用いられることも珍しくはありません。
3Dイラストレーション
コンピューターシステムの技術的向上によって誕生したのが、この3Dイラストレーションです。3Dイラストレーションのもっとも大きな特徴はその奥行き感であり、三次元の仮想立体を表現することによって、物体のリアリティーや存在感、臨場感が引き立たされます。これまでのイラストとは根本的に性質が異なり、イラストというよりはどちらかというと模型作りに似た作業を伴います。
最近ではこの3Dイラストレーションによるアニメーションなども普通に見られ、映画やドラマなどにも積極的に取り入れられています。人物像や空気感などの表現が難しいとされていますが、その独特の肌合いから、機械などの無機質な表現に適していると言えるでしょう。また、連続した運動や機械の動作モデルなどのアニメーションなどにも、しばしば利用されます。
鉛筆画
鉛筆画は大きく黒鉛筆によるイラストと色鉛筆によるイラストとに分けられます。イラストレーションに興味を持ち、実際にそれを行う人達のほとんどは、まずこの鉛筆画から入っていく場合が多いのではないでしょうか。
鉛筆画は手軽に取り組むことができ、非常にシンプルな作業であるにも関わらず、とても奥が深いスタイルであると言えます。同一単色で一つのイラストデザインを表現するわけですから、タッチの濃淡や線の引き方などにおいて、もっとも表現力が要されるものでしょう。そういった面から、イラストの腕を上達させるための練習法としても、非常に有効的であると言えます。
また、鉛筆のほかにクーピーなどを使った描き方などもありますが、こちらもまた鉛筆とは違った描き方が要求されます。それぞれが持つ特色を把握し、自分に合ったスタイルを見つけていくと良いでしょう。
水彩画
水彩画の特徴は、モチーフとなるものを繊細に、美しく表現できるところにあります。水彩画特有のみずみずしさや透明感は、他の絵具ではなかなか得ることのできないものであり、その優しい印象ゆえ多くの人々に愛されています。花や果物をはじめとし、景色や肖像画が描かれることが多く、モチーフを選ばない上に非常に取り掛かりやすいということも水彩画の特徴と言えるでしょう。
画材や絵具の種類も豊富であり、また、重ね塗りやぼかしの技法などから、初心者には難しいものであるとされていますが、技術を得ると色彩や質感などの微妙なニュアンスを表現することができ、写実的な描写からコミカルなイラストまで再現できます。絵具なども比較的安価なので、抵抗なく入っていくことのできるスタイルであると言えます。
デジタル画
3Dイラストレーションを含めた、コンピューターによって描かれるイラストをデジタル画と呼ぶことができます。3Dイラストレーションのように奥行きをもった立体感を表したものや平面的なイラストなど、種類は様々です。グラフィックデザインやビジュアルデザインなど多くの媒体を通して目にすることができ、イラストレーターのみならず、グラフィックデザイナー、アニメーターなどによって描かれる場合も多々あります。
また、グラフィックデザイナーを兼業しているイラストレーターなども少なくありません。元来のイラストとは根本的に異なった性質を持ち、デジタルならではの質感や光沢感などを得ることができ、また、修正や変更なども簡単に行える上にアニメーションなどを加えることも比較的簡単に行えることから、最近ではコンピューターによる作画が一般的なものとなりつつあります。